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- 2014.03.14 Friday
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7月2日から11月5日まで米国、オーストラリア、ニュージーランドを巡るツアーのNY公演です。
僕が行ったのはNY公演7日間の初日。
7日間毎日彼らのアルバムから毎日違うセットリストで演奏するコンサート形式は
2006年のツアーの時と同様。いったい7日間で何曲演奏するんだろう。
演目は以下の通り。
Sep 14 New York, NY Beacon Theatre | "Dawn of The Dan" + Selected Hits
Sep 16 New York, NY Beacon Theatre | "Gaucho" + Selected Hits
Sep 17 New York, NY Beacon Theatre | "Rarities" + Selected Hits
Sep 19 New York, NY Beacon Theatre | "Aja"+ Selected Hits
Sep 20 New York, NY Beacon Theatre | "The Royal Scam" + Selected Hits
Sep 22 New York, NY Beacon Theatre | "By Popular Demand" - Vote!
Sep 23 New York, NY Beacon Theatre | "21st Century Dan" + "The Royal Scam"
with special guest Larry Carlton
バンド編成は13人編成のほぼビッグバンドスタイル。
個人的には現代版ジョンボーナム、超絶テク&グルーブマスター、ドラムのキースカーロックに期待。
会場も僕の大好きなビーコンシアター、1929年に出来た国の重要文化財のホール。
ストーンズもMJもQUEENもやってます。この会場で。
当日2600名収容の会場はオーバー50の観客でフルハウス。
オープニングアクトのジャズトリオの演奏時からロビーのバーで一杯ひっかけた
観客のテンションは高い。
70年代に青春を送った客同士の連帯感もなかなかの雰囲気。
今日のセットリストは1980年リリースのヒットアルバム「ガウチョ」から。
オープニングのビッグバンド風の演奏からドナルドフェーゲン、ウォルターベッカーが登場。
会場の興奮は一気にヒートアップ。立て続けにアルバム曲を演奏。
照明も構成も奇をてらったところのないオーソドックスなライブ。
音楽好きにはたまらないシンプルさ。
独特のコード進行とひねりの聞いたサウンドは最も業界受けするアーティストの面目を守っていて
思わずニヤリとしてしまう。
一流のスタジオ&コンサートミュージシャンのテクニックはこんなに気持ちのいいものなんだな。
ドラムとコーラス以外はみんなアラウンド60のはずなのに。
特にバンドリーダー的存在のギターの
Jon Herington
(スティーリーダン以外にはボズスキャッグス、ベットミドラー、ボビーコールドウェル等の
メンバーのレコーディング、ツアーに参加)
のカッティングとリフ、ドラムのKeith Carlockの見せ場のフィルインは特質ものでした。
約3時間、20曲以上の楽曲数を演奏。
これを毎日違うセットリストで7日間いうことは100曲ぐらいのレパートリーを持って
ツアーに臨んでいるわけで、頭が下がるというか尊敬しちゃいます。
NYで感じる事、アーティストと会場(小屋)と観客が完全に一体化したときに起きる
化学反応のレベルの高い事。
三位一体のなせる空間。
NYでこのツアー見れて、幸せな夜でした。
約250ドルのチケットもこれなら納得の夜でした。
The Miles High Big Band 2011
featuring The Embassy Brats
Donald Fagen - Keys and Vocals
Walter Becker - Guitar
. . . .
Jim Beard - Keyboards
Keith Carlock - Drums
Jon Herington - Guitar
Michael Leonhart - Trumpet
Jim Pugh - Trombone
Roger Rosenberg - Baritone Sax
Freddie Washington - Bass
Walt Weiskopf - Sax
Carolyn Leonhart-Escoffery - Backing Vocals
Cindy Mizelle - Backing Vocals
Catherine Russell - Backing Vocals
2006年の同様のツアーの様子が見る事が出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=YzfwtX2kgOA
マンハッタン市内はもろもろの交通規制で渋滞がひどい。
きょうはブルームバーグ市長から新たなテロに対する忠告も正式に出され
日本領事館を通じ我々までにも伝えられた。
●連邦政府当局は、テロ攻撃が近日中に行われる可能性があるという
信頼できる情報を入手したことを発表した。ただし、この脅威は、信頼できる
が確証はないものである。我々は、これら脅威を真剣にとらえている。
●関係当局は、これまで警戒態勢を強化しているが、さらに一層強化する。
●市民は、通常の生活を送って欲しい。一方で市民は注意深く、
不審物等があれば関係当局に連絡して頂きたい。
そんなNYなのだが、渡米して最初のライブを楽しんで来た。
選んだライブは名ドラマーのロイヘインズカルテット。
私はドラムを叩くのだが、約40年ほど前にドラムを習っていた。
そのときの師匠がジョージ大塚、そしてジョージさんが
リスペクトしていたドラマーがロイヘインズである。
今年たしかヘインズは86歳、いったいどんなライブなんだろう。
場所はリンカーンセンターに隣接するコロンバスサークルに建てられ
新しい観光スポットにもなっているタイムワーナーセンターの5階にある
Dizzy's Club。
リンカーンセンターのジャズ関係のコンサートホールやライブハウス、
教室等が一同に会している新しいNYジャズのメッカである。
初回のステージは予定より15分遅れの7時45分にスタート。
白いというより、シルバーのサテンのスーツにネクタイ、
コンビの靴を纏った小さな巨人ロイヘインズが登場。
ドラムはマイクレスの生音のみ。
ピアノのリフから1曲目が始まった。
緊張感の中、ヘインズが最初の1音を奏でた瞬間、
そこは完全なるビーバップグルーブと化した。
繊細なシンバルレガートとスネア使い、ピアノ、ベース、サックスと絡み合い、
ここぞのときに叩き込むアクセントは聴衆を魅了していく。
「まじ、このおじいちゃん86歳?」
小柄ながら全身バネの体付き、それでいてドラミングは柔らかく、リズムは正確無比。
ハイハットを立ち上がりながら左足でアタックして、
そのままタップダンスしてしまうパフォーマンス。
演奏時間は45分と短めだが充分堪能。ちなみにミュージックチャージは$30。
このクラブの音の良さには感動。
さすがだね。生音とPA音のバランスがすばらしい。
ステージのバックはガラス張りでセントラルパークと
マンハッタンの古い町並みのスカイラインが見える素敵な小屋。
シャルドネのハーフボトルとジャンバラヤでほろ酔いになった私は、
気持ちよくNYの夜の街に繰り出したのでした。
今回のメンバーはテナーサックスjaleel show,ベースdavid won,
ピアノmartin bejeranoでした。
私が敬愛する二人のドラマーのプロフィールは以下です。
ロイ・ヘインズ(Roy Haynes , 1925年3月13日 - )は、アメリカのジャズミュージシャン、
ドラマー。アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれ。
1940年代なかばからルイス・ラッセル、レスター・ヤングらと活動したのち、
1949年から1953年にビバップの最重要人物、チャーリー・パーカーのグループで活躍した。
その後もマイルス・デイヴィスやサラ・ヴォーン、ジョン・コルトレーン、
セロニアス・モンク、エリック・ドルフィー、チック・コリア、パット・メセニーなどの
重要レコーディングに参加するなど、
80歳を超えた現在でもジャズシーンの先端を行く貴重なミュージシャンである。
ジョージ大塚(じょーじ・おおつか)ドラムス 1937年4月6日東京生まれ
本名 大塚敬治。1950年代末 渡辺貞夫率いる「コージー・カルテット」で
本格的にプロ活動に入る。1961〜1964年「松本英彦カルテット」に参加、人気を得る。
1965〜1969年 市川秀男(p)による「ジョージ大塚トリオ」を結成。
一躍スターの座につくと共に数々の傑作を発表。ジョージ大塚は、
新人育ての名手としても知られ巣立ったミュージシャンは、
大野俊三(tp) 山口真文(sax)植松孝夫(sax) 本多俊之(sax)
水橋孝(b) 古野光昭(b) 桜井郁雄(b) 市川秀男(p)辛島文雄(p) 大徳俊幸(p)など数多い。
また、海外ミュージシャンと対等に音楽を語り、
かつ演奏出来る数少ない日本人ミュージシャンとしても有名である。